車のコーティングは2回以上必須?実施するタイミングや注意点を紹介

車の外観をきれいな状態に維持するためには、コーティングが欠かせません。また、コーティングすることで傷などを防止して錆などを発生させにくくするメリットもあります。

車のコーティングは一度実施すれば良いだけでなく、定期的な実施が必要です。では、どのタイミングで2回目のコーティングを実施した方が良いのでしょうか。

本記事では、車のコーティングを2回塗るタイミングについて徹底解説します。注意すべきポイントも詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

目次

【結論】コーティングを2回実施した方が良い!

【結論】コーティングを2回実施した方が良い!

結論として、車のコーティングは2回以上実施するのがおすすめです。コーティングについては、一度おこなえば永遠に効果が継続されるわけではありません。

コーティングしたものが徐々に劣化して薄くなることで、コーティングで得られる撥水や汚れを付着しにくくする効果が薄れます。そこで、定期的にメンテナンスしたり再施工したりしなければなりません。

いかにメンテナンスや再施工するかがポイントです

コーティングには費用がかかるため躊躇するものですが、費用対効果を考えると2回以上継続的にコーティングした方がお得です。

URBAN GARAGEでは、お客様の車を親切丁寧にコーティングさせていただきますので、興味がある方はお気軽にお問い合わせください。

2回目のコーティングを実施する3つのタイミング

2回目のコーティングは、最適なタイミングで実施することが重要です。これは、早すぎても遅すぎても良いわけではありません。

各コーティングの寿命の目安は、以下のとおりです。

コーティング種類寿 命
油脂系コーティング2週間から1ヵ月
樹脂系コーティング3ヵ月から1年
ガラス系コーティング6ヵ月から2年
ガラスコーティング3年から5年

上記目安を参考に、以下を見極めてコーティングのタイミングを検討してください。

1.汚れが付着しやすくなった場合

車にコーティングすると、汚れが付着しにくくなる効果があります。車に付着する汚れや異物としては、主に以下があります。

  • スクラッチ
  • 鳥の糞
  • 腐食性物質

コーティングの効果が薄れると、汚れが付着しやすくなるのが一般的です。また、付着した汚れが落ちにくくなる傾向もあります。汚れが付着しやすくなった傾向が見られる場合、2回目のコーティングを検討したいものです。

2.撥水効果の低下が見られた場合

車にコーティングすると被膜ができ、撥水効果を期待できます。撥水効果が高まれば、水に濡れてもすぐに流れてしまうので、被膜や塗装の劣化を防止できる効果があります。

コーティングが剥がれることで、撥水効果が低下してボディの水はじきが悪くなり、小さな水滴が残る場合が多いです。水滴が残ることで、汚れや水垢が付着して洗車の手間が増えてしまいます。

3.手触りが悪くなった場合

コーティングの被膜が剥がれてしまったり、鉄粉が付着したりしている場合、シャンプーを用いて洗車しても汚れが落ちにくい場合が多いです。また、洗車時の感触もすべすべしたものではなく、引っ掛かるような感触となります。

ガラスコーティングの場合、施工直後は突っ張るような感触があるもののある者の、剥がれてくると突っ張りがなくなる場合が多いです。コーティングの直後のような手触りがなくなった場合、

2回目のコーティングが必要になると判断できます。

コーティングを2回実施するメリット

コーティングを2回実施するメリット

コーティングの2度塗りまたは定期的に塗り直すことで、以下のメリットがあります。

  • 光沢が増して見栄えが良くなる
  • コーティングの持続性を向上できる
  • コーティング皮膜を固くできる
  • コーティング皮膜が痛みにくくなる
  • 洗車しやすくなる

各メリットの詳細は、以下のとおりです。

光沢が増して見栄えが良くなる

コーティングを重ね塗りすることで、より深みがある輝きを手に入れることができます。特に、ガラスコーティングの場合は、1度塗りだけではしっとり感を得ることは難しいです。

しっとり感が出せるかは見栄えに大きく影響します

そこで、2回重ね塗りすることで薄い透明感のある輝きから深みを増してワックスと同等のしっとり感が得られます。ガラスコーティング以外のコーティングでも、より強い光沢を出すことができ、車の見栄えが格段によくなります

コーティングの持続性を向上できる

特にガラスコーティングを重ね塗りすることによって、被膜がより強固となり持続性がアップする効果が期待できます。コーティングは継続的に再施工しなければならないのが一般的で、ガラスコーティングの場合は6ヵ月から2年が寿命です。

そこで、2回重ね塗りすることで持続性が高まり再施工する頻度を長くできる効果があります。また、定期的にコーティングし直すことでコーティングによる撥水効果などを途切れることなく継続可能です。

コーティング皮膜を固くできる

コーティングの重ね塗りまたは継続的な塗り直しにより、コーティング被膜を固くできるメリットもあります。特に重ね塗りして被膜を固くすれば、ものに擦っても傷が付きにくくなります。

また、変形しにくい効果も期待できるため、車をきれいな状態に維持したい際に2回のコーティングがおすすめです。

コーティング皮膜が痛みにくくなる

コーティングにより形成された被膜は、徐々に剥がれたり薄くなったりしてコーティングの効果が薄れてきます。そこで、継続的なコーティングや重ね塗りによってコーティング被膜自体が傷みにくくなる効果があります。

コーティングにより皮膜をいかに形成できるかがポイントです

これにより、寿命がアップしてよりコーティングの効果を長持ちさせる効果が期待できるのです。

洗車しやすくなる

コーティングを2回実施すると、汚れ自体が付着しにくくなる効果を継続できます。これにより洗車がより簡単におこなえる点が魅力的です。

洗車頻度が低くなることで、洗車することの手間を解消できます。また、洗車時には注意して作業しないとボディに傷を付けてしまうリスクがありますが、洗車自体の回数を減らすことでリスクを低減できる効果もあります。

コーティングを2回実施するデメリット

車のコーティングを2回以上実施するまたは重ね塗りすることにより、以下のデメリットがあります。

  • 費用がかかる
  • ワックスやポリマーコーティングは重ね塗りの効果なし
  • 施工期間に時間がかかる

デメリットに注意してコーティングの効果を実感したいものです

各デメリットの詳細は、以下のとおりです。

費用がかかる

車のコーティングをおこなう場合、業者に依頼する方法と自分で実施する方法があります。いずれの方法においても、材料費などの費用がかかります。

特に、業者に依頼する場合は工賃などがかかり高額となる場合が多いです。費用がかかることだけを見ればデメリットとなりますが、洗車回数を減らせるなどの費用対効果を考えると決してデメリットばかりとは言えません。

ワックスやポリマーコーティングは重ね塗りの効果なし

車のコーティングは、種類によっては必ずしも重ね塗りの効果を得られるわけではありません。特に、ワックスやポリマーコーティングの場合は被膜を重ね塗りしたとしても、コーティング被膜同士が密着しないため重ね塗りの効果がありません。

ガラスコーティングの場合も、重ね塗りする際にコーティング被膜が乾燥しない状態で重ね塗りすると本来の効果を得られない場合が多いです。それぞれのコーティングの特性を正しく理解して施工する必要があります。

施工期間に時間がかかる

車のコーティングを実施する場合、施工時間がどうしてもかかってしまいます。コーティング専門店に依頼すると、6時間程度の施工時間がかかる場合が多く一日仕事となりがちです。

また、一般的なコーティングでも3時間程度の時間がかかります。重ね塗りする場合は、1回目のコーティングが乾燥した後に2回目を施行する必要があり、さらに時間がかかってしまいます。

2回目のコーティングを実施する際の注意点

2回目の車のコーティングをおこなう場合、注意すべきポイントがあります。特に、以下の点に注意してコーティングをおこなってください。

  • 1回目と同じコーティング剤を使用する
  • 洗車して綺麗な状態で作業する
  • 拭き上げはスピーディーに完了させる

各注意点について、詳しく解説します。

1回目と同じコーティング剤を使用する

2回目のコーティングをおこなう場合、基本的に1回目と同じ種類のコーティング剤を使用するのがおすすめです。特に、重ね塗りする場合は同じコーティング剤を使用するのが原則です。

これは、コーティングの種類によって特性が異なるためです。特に、ワックスとガラスコーティングとワックスは相性が悪いため、重ね塗りしても効果が得られません。

違うコーティング剤を重ね塗りしたい場合、一度ケミカル剤でコーティングを除去した上で施工する対応が必要になる場合があります。

洗車して綺麗な状態で作業する

コーティングしていたとしても、多少なりとも異物や汚れが付着しているものです。異物や汚れが付着したままコーティングすると、うまくコーティングできない箇所が発生するリスクがあります。

そこで、洗車して綺麗な状態で作業するのがおすすめです。コーティング前に汚れなどを落とす作業のことを下地処理と呼ばれています。下地処理では、目に見えないような汚れもしっかりと除去できるかがポイントとなります。

拭き上げはスピーディーに完了させる

自分でコーティングをおこなう場合、コーキング剤の塗布中に乾燥してしまうと、ムラや液ダレの原因となるので注意が必要です。また、拭き上げ時にはパネルやパーツ同士間にコーティング剤が溜まってしまったり、窓ガラスにコーティング剤が付着してしまったりしがちです。

コーティングの拭き上げ時は、なるべくスピーディーに完了させてください。

コーティングした後のメンテナンス方法

コーティングした後のメンテナンス方法

コーティングした後は、定期的なメンテナンスが欠かせません。メンテナンス次第では、コーティングの持続性が異なるため、適切な対応が求められます。

メンテナンスを実施しないとコーティングの効果が長持ちしないので定期的なメンテナンスが重要です

コーティングした後のメンテナンス時には、以下の点に留意して実施してください。

  • 車に汚れが見られる場合すぐに水洗いする
  • 洗車は晴れた日の朝夕がおすすめ
  • 1年に1回程度はコーティング被膜の補修をおこなう
  • 固形ワックスは使用しない

各ポイントの詳細は、以下のとおりです。

車に汚れが見られる場合すぐに水洗いする

コーティングした場合でも、汚れが付いてしまうことがあります。汚れを放置したままにすると、コーティング被膜にダメージが加わり寿命が短くなったり洗車では除去できない汚れが固着したりしがちです。

そこで、車に汚れが発生した場合は素早く水で流してください。その後、水滴が残らないようにすぐに拭き上げることが重要です。

洗車は晴れた日の朝夕がおすすめ

コーティングされた車を洗車する場合は、気温25度以下で日差しの強くないシチュエーションでおこなうのがおすすめです。この条件的にマッチするのが、晴れた日の朝夕となります。

ただし、夕方に洗車する場合は周囲が暗くなり汚れを見落としてしまうなどのリスクがあるため、周囲の明るさも考えて洗車するタイミングを決めてください。

1年に1回程度はコーティング被膜の補修をおこなう

コーティングの種類に応じて、1年に1回程度の被膜補修メンテナンスをおこなってください。補修することにより、ツヤ感が継続して汚れや傷の防止効果を長持ちさせることが可能です。

補修はコーティングの種類や状態により異なるので、種類によってはより短い期間で補修することを検討してください。

固形ワックスは使用しない

コーティングのメンテナンスにおいて、ワックスを利用しないのが鉄則です。ワックスが劣化することで、コーティング被膜も劣化するケースがあります。

基本的に、ワックスは紫外線や熱に弱くコーティングほど持続効果が高くありません。ワックスを使用したことでコーティングの寿命が短くなることを避けるため、ワックスの利用は控えてください。

2回目のコーティングはプロに依頼するのがおすすめ

車のコーティングは自分でも行うことができますが、より効果を継続させたい場合や見た目をより美しく仕上げたい場合は、プロの業者に依頼するのがおすすめです。特に、2回目以降は一度コーティングを落として再度コーティングしなければならない場合もあり、プロに施工してもらうのがベターです。

コーティングに対応した業者は数多く、出来栄えもさまざまです。どのような効果を期待するのかを明確にして、最適な業者を選定してコーティングをおこなってください。

URBAN GARAGEでは、高い技術力でお客様の車をドレスアップするコーティングを実現できますので、コーティングを検討されている方はぜひお任せください。

まとめ

車のコーティングは、ボディを守ってくれる心強い存在です。また、汚れを付着しにくくなるため洗車する頻度を減らせる効果もあります。

コーティングは一度おこなえば良いものではなく、定期的な再施工とメンテナンスが必要です。本記事で紹介した内容を参考に、2回目のコーティングを適切に実施してください。

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