軽量化と高強度を実現したカーボンホイール。アルミホイールやスチールホイールに変わる製品として高い注目を集めていますが、特徴や選び方についてあまり知られていません。
そこで本記事では、カーボンホイールの基礎知識や選び方まで詳しく解説。さらに、URBAN GARAGEで提供するカーボンホイールの魅力についてもご紹介します。ホイールのカスタマイズを検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
車のカーボンホイールの基礎知識
カーボンとは炭素繊維で樹脂を強化した素材のことで、炭素繊維強化プラスチックとも呼ばれています。1959年に誕生した比較的新しい素材ですが、現在では航空機やカーレース用部品など、幅広い分野で利用されています。ここでは、カーボンホイールの歴史や特徴についてまとめました。
カーボンホイール登場までの経緯
車の走行性能を高める方法の一つとして、車体の軽量化が挙げられます。車の普及が本格的に始まった1900年代前半ではスチール製のホイールを使用していましたが、1950年代になるとスチールよりも軽いアルミ製のホイールの普及が始まりました。
さらに、現代ではアルミホイールに変わるパーツとして、カーボンホイールが注目を集めています。2013年に開催されたモーターショーでは、大径のカーボンホイールが装着された車に注目が集まりました。現在では、さまざまなメーカーでカーボンホイールの販売や開発が行われています。
カーボンホイールの特徴
カーボンホイールの特徴の一つは、他の素材に比べて軽量であることです。同じ体積で比較した場合、カーボンはアルミの約半分、スチールの4分の1ほどの重さとなっています。
カーボンはアルミやスチールとは異なり、非金属素材です。以前は耐久性についての懸念があったものの、現在では強い衝撃にも耐えられるカーボンホイールが販売されるようになりました。
カーボンホイールのメリットとデメリット
カーボンホイールの装着を検討する際には、あらかじめメリットとデメリットを確かめておきましょう。ここでは、それぞれについて詳しく解説します。
カーボンホイールのメリット
カーボンホイールのメリットは、走行性や走行安定性の高さです。従来のアルミホイールやスチールのホイールに比べると、バネ下の重量が軽くなっています。
バネ下の重量が軽くなると、路面の起伏の変化に対応できます。常にタイヤが路面と密着するため、鋭い加速に対するグリップ力の向上が可能です。また、バネ下の軽量化によってサスペンションの動きがスムーズになり、走行中の振動が軽減されます。快適性の向上により、運転に集中しやすくなるでしょう。
カーボンホイールの別のメリットは、錆や腐食を防げることです。カーボンは塩分や化学物質に対する耐性を持っており、海水や融雪剤が付着したときでも劣化の心配がありません。海岸線や雪道を頻繁に走行する方でも、定期的な洗車で美しい状態を維持できます。
カーボンホイールのデメリット
カーボンホイールのデメリットは製造コストです。カーボン素材の加工には特殊な技術が必要になるため、従来のホイールに比べると製造コストがかかります。カーボンホイールの装着を検討する際には、プロへの相談をおすすめします。
もう一つのデメリットは、他の素材に比べると歴史が浅いことです。一方で、カーボンホイールは他の素材よりも優れている点が多く、今後の需要の拡大が期待されます。
カーボンホイールの正しい選び方と注意点
カーボンホイールを購入する際には、慎重な検討が欠かせません。車の性能を最大限に引き出すには、適切なホイールの選定が求められます。ここでは、カーボンホイールの正しい選び方や注意点についてご紹介します。
ホイールの構造を確かめる
ホイールの構造は大きく分けると、3種類に分類されます。構造の名称とそれぞれの特徴は以下の通りです。
構造 | 特徴 |
1ピース構造 | リムとディスクが一体になっている |
2ピース構造 | リムとディスクの2つのパーツで構成されている |
3ピース構造 | 表側のリム、裏側のリム、ディスクの3つで構成されている |
1ピース構造の魅力は、剛性の高さです。高速走行時や急激な方向転換時でも、高い安定性を発揮できます。一方で、2ピース構造や3ピース構造の魅力は、デザイン性の高さです。リムとディスクが別々のパーツになっており、好み合わせてパーツのデザインを選べます。
ホイールのサイズを確かめる
車に合ったホイールを選ぶ際には、サイズの確認が重要です。ホイールのサイズは、リムの裏側に表記されています。「15×61/2 J 5 114.3 50」と表記されている場合、以下のような意味があります。
記号や数字 | 意味 |
15 | リムの直径(インチ表記) |
61/2 | リムの幅(インチ表記) |
J | フレンジ形状 |
5 | ボルトの穴の数 |
114.3 | P.C.D. (mm表記) |
50 | インセット(mm表記) |
リムの幅で表記される1/2とは、0.5インチのことです。61/2と表記されている場合、6.5インチ(約16.5cm)で計算します。リム幅は、0.5インチ単位で表記されます。
P.C.D.とは、ホイールのボルト穴の中心を通る円の直径のことです。114.3と表記されている場合、円の直径が114.3mmであることを示します。
また、インセットとは、ホイールの取り付け面からリムの中心線までの距離のことです。オフセットと呼ばれることがありますが、2008年より国際基準に合わせるためにインセットに統一されました。インセットが50mmの場合、取り付け面が中心よりも50mmほど外に出ていることを意味します。なお、取り付け面が中心よりも内側の場合はアウトセットと呼びます。
ホイールを新たに交換する場合には、純正ホイールと同じサイズを選ぶのが重要です。異なるサイズのホイールを装着すると、タイヤのフェンダーに干渉したり、タイヤが外に大きく出たりする可能性があります。
保安基準への適合について確かめておこう
カーボンホイールを選定する際には、保安基準への適合についての確認が重要です。保安基準に達していないホイールを装着した場合、車検に通らないだけではなく、違法改造として取り締まりの対象になる恐れがあります。
カーボンホイールの購入ならURBAN GARAGEにお任せ!
八王子周辺でカーボンホイールの購入をお考えの方は、ぜひURBAN GARAGEにご相談ください。ここでは、3つの強みについてご紹介します。
希少価値の高い高品質のカーボンホイールを提供
カーボンホイールは、製造過程に高度な技術が求められるため、日本国内で取り扱う店舗は極めて少ない状況です。このような専門性の高い領域で、URBAN GARAGEではカーボンホイールの販売と製作を行っております。
カーボンホイールに関する高い技術と豊富な経験を持っており、他では手に入れることが難しいカーボンファイバーホイールを、お客様のニーズに合わせて細やかにカスタマイズいたします。URBAN GARAGEなら、足元のドレスアップで究極のドライビングが可能です。
JWLの安全基準をクリア
URBAN GARAGEはJWL規格に準拠したカーボンホイールを販売しており、車検の適合性が保障されています。
JWLとは「Japan Light Alloy Wheel」の頭文字から取られており、軽合金製ホイールの安全性と品質を確保するために設けられた基準のことです。一般社団法人日本自動車タイヤ協会が制定しており、以下の試験が行われます。
- 回転曲げ疲労試験
- 衝撃試験
- 半径方位負荷試験
- 材料試験
4つの試験に通過したホイールには、「JWL」または「VIA」のマークが刻印されます。URBAN GARAGEでは、厳しい試験をクリアしたカーボンホイールのみを取り扱っており、安心して好みのデザインをお選びいただけます。
2,500種類のデザインを用意
URBAN GARAGEで取りそろえているホイールのデザインは約2,500種類です。最高級のカーボンホイールも取り扱っており、好みに合わせて自由にホイールをお選びいただけます。
実際に商品を見ていただきたいお客様のために、店頭ではさまざまなホイールを展示しております。商品の詳細が紹介されたカタログも用意しており、いつでも気軽に商品のチェックが可能です。経験豊富なスタッフが、お客様のホイール選びをサポートします。
URBAN GARAGEでのカーボンホイール制作までの基本的な流れ
URBAN GARAGEでは、オーダーメイドによるホイールの生産が可能です。ここでは、カーボンホイール制作における4つのステップについてご紹介します。
1. ヒアリング
最適なホイールを提供するには、デザインの好み、インチサイズ、ハブ径などの詳細な情報が必要です。URBAN GARAGEでは、ヒアリングを通してお客様の要望を伺います。ヒアリングの段階で、お客様のビジョンを具現化して、理想のホイールを作り上げます。
2. 3Dパース作成
3Dパースのメリットは、実際の製品イメージを確かめられることです。URBAN GARAGEでは高精度の3Dパースを使用しており、製造前の細部の修正に対応しております。
3. ホイール生産
3Dパースでチェックした後は、ホイールの生産です。URBAN GARAGEでは高品質のカーボン素材を使用し、お客様の要望を聞き取りながら製作いたします。
通常のホイール生産では、完成までの目安が約1か月程度です。一方、カーボンホイールの製作には複雑な製造過程を要するため、完成までに1か月半から2か月程度かかります。
4. ご発送
最後のステップは商品の発送です。厳しい品質検査を通過した後に、お客様の元へ完成したホイールを発送します。URBAN GARAGEでは別途料金でホイールの取り付けを実施しており、ホイール装着の経験がない方でも安心して利用できます。
1. ヒアリング
最適なホイールを提供するには、デザインの好み、インチサイズ、ハブ径などの詳細な情報が必要です。URBAN GARAGEでは、ヒアリングを通してお客様の要望を伺います。ヒアリングの段階で、お客様のビジョンを具現化して、理想のホイールを作り上げます。
2. 3Dパース作成
3Dパースのメリットは、実際の製品イメージを確かめられることです。URBAN GARAGEでは高精度の3Dパースを使用しており、製造前の細部の修正に対応しております。
3. ホイール生産
通常のホイール生産では、完成までの目安が約1か月程度です。一方、カーボンホイールの製作には複雑な製造過程を要するため、完成までに1か月半から2か月程度かかります。
4. ご発送
最後のステップは商品の発送です。厳しい品質検査を通過した後に、お客様の元へ完成したホイールを発送します。URBAN GARAGEでは別途料金でホイールの取り付けを実施しており、ホイール装着の経験がない方でも安心して利用できます。
まとめ
カーボンホイールの魅力は、軽量化による車の性能向上です。バネ下重量の軽減により走行安定性や燃費改善などのメリットが得られます。また、カーボン素材は錆や腐食に強いというメリットがあり、長期にわたって使用できます。一方でカーボンホイールを購入する際には、慎重な選定が重要です。構造、サイズ、保安基準への適合性などを確かめておきましょう。
URBAN GARAGEでは、オーダーメイドによるカーボンホイールの販売を実施しております。専門的な知識を持ったスタッフがそろっており、個々のニーズに合わせたカスタマイズが可能です。
3Dパースを使用した生産前のチェックなど、細やかな対応への強みも持っております。高品質のカーボンホイールをお探しの方は、ぜひURBAN GARAGEにお問い合わせください。