【料金表あり】車の陸送費用の相場はいくら？料金目安と優良業者の見つけ方

遠方で購入した車の納車や、引っ越しに伴う車の陸送。「費用がいくらかかるか見当もつかない」「予想外に高額になったらどうしよう」と不安に思っていませんか。

この記事では、輸送距離や車種ごとの具体的な陸送相場を料金表でわかりやすく解説します。

車の陸送費用の相場はいくら？基礎知識を解説！

車の陸送を依頼する前に、まずは基本的な知識を整理しておきましょう。陸送の概要や費用相場を知っておくべき理由、料金の仕組みを解説します。

車の陸送とは？どんなときに利用するのか？

車の陸送とは、専門の業者がキャリアカー（車両運搬車）を使い、指定の場所まで自動車を運ぶサービスを指します。自分で運転するのではなく、輸送のプロに車の移動を任せるものです。

利用される場面はさまざまですが、代表的なのは遠方の中古車販売店で購入した車を自宅まで届けてもらうケースです。その他にも、引っ越しや単身赴任で車を新居へ運びたいとき、あるいは知人や家族に車を譲渡するときなどにも利用さます。

陸送費用の相場を知っておくべき理由

陸送費用の相場を事前に知っておくと、次の3つのメリットがあります。

1. 引っ越しや車の購入にかかる全体の予算を正確に立てられるようになる
2. 業者から提示された見積もりが適正な価格か判断できる
3. 複数の業者を比較検討しやすくなる

陸送費用の決まる基本的な仕組み

陸送費用は、一般的に「基本料金」と「オプション料金」の二つの要素で構成されています。基本料金は、輸送に必要な人件費、燃料費、高速道路料金などを含んだ、輸送の基本的な運賃です。

これに対しオプション料金は、利用者の希望に応じて追加されるサービスにかかる費用を指します。例えば、自宅への車両の引き取りや納車を依頼した場合や、エンジンのかからない不動車を輸送したりする場合に発生します。見積もりを取る際は、どこまでが基本料金に含まれるのかを確認しましょう。

「距離・車種別」車の陸送費用の料金相場と注意点

ここでは、実際の料金相場を一覧表で紹介します。ただし、あくまで一般的な目安であり、実際の料金は業者や依頼時期によって変動する点に注意してください。

車種別・距離別陸送費用の料金一覧

陸送費用は、主に「車のサイズ」と「輸送距離」の組み合わせで決まります。業者によって価格の幅が広いため、おおよその目安として、以下の料金表を参考にしてください。また、輸入車など特殊な車両では大きく価格が異なる場合があります。

距離の目安	軽自動車	普通車	大型車（SUV/ミニバン）
同一県内（〜100km）	20,000円〜	25,000円〜	30,000円〜
東京〜名古屋（〜350km）	30,000円〜	40,000円〜	45,000円〜
東京〜大阪（〜550km）	40,000円〜	52,000円〜	55,000円〜
東京〜福岡（〜1,100km）	50,000円〜	73,000円〜	85,000円〜

離島や沖縄への陸送費用の注意点

本州から沖縄やその他の離島へ車を輸送する場合には。陸路での輸送に加えて、船を使った海上輸送が必要になるため、注意が必要です。

費用は、本土内の陸送費に加えて別途、海上輸送費（フェリー代）が上乗せされるため、総額が高くなる傾向です。また、船の運航スケジュールにあわせて輸送するため、通常よりも日数が長くかかる点も理解しておきましょう。

陸送費用の相場を左右する要素を5つ紹介

陸送費用は、さまざまな条件によって変動します。ここでは、料金に影響を与える代表的な5つの要素について、それぞれ詳しく解説していきます。

【要素1】輸送距離：遠方になるほど高くなる

料金を決める最も大きな要素は、出発地から目的地までの輸送距離です。当然ながら、距離が長くなればなるほど、使用する燃料や高速道路料金、ドライバーの人件費が増加します。

それに伴い、陸送費用も高くなります。近距離の輸送と長距離の輸送では、料金に数万円の差が出るケースも少なくありません。業者に見積もりを依頼する際は、正確な住所を伝えて、正しい距離に基づいた料金を算出してもらいましょう。

【要素2】車種・車両サイズ：大きい車ほど高くなる

車のサイズも料金を左右する要素の一つです。というのも、一度にたくさんの車を運ぶキャリアカーでは、一台当たりの占有スペースが運送効率に直結するためです。

軽自動車やコンパクトカーに比べて、車体が大きいSUVやミニバンは広い積載スペースが必要になります。そのため、多くの業者では、「軽自動車」「普通車」「大型車」のように、サイズ別に料金が分かれています。

【要素3】依頼する時期：繁忙期は割増料金になることも

陸送を依頼する時期によっても、料金は変動します。特に、引っ越しや転勤が集中する3月〜4月や9月は、陸送業界の繁忙期です。

この時期は依頼が殺到し、キャリアカーやドライバーが不足しがちになるため、通常期に比べて料金が割高になる傾向がみられます。需要と供給のバランスによって価格が変動するため、もしスケジュールに融通が利くのであれば、繁忙期を避けて依頼するのが賢明といえるでしょう。

【要素4】不動車やカスタムカーなど特殊な車両

輸送する車が特殊な状態である場合、追加料金が発生する可能性もあります。代表的な例が、エンジンがかからない、あるいはタイヤが動かない「不動車」です。

不動車をキャリアカーに積載するには、ウインチ（巻き上げ機）などの特殊な機材と技術が必要になるため、別途作業料が加算されます。また、車高を極端に低くしたカスタムカーも、車体を傷つけないように慎重な作業が求められるため、割増料金の対象となる場合があります。

【要素5】輸送方法：持ち込みか引き取りか

陸送の引き渡し・受け取り方法には、大きく分けて2つの種類があります。1つは、業者が自宅まで車を引き取りに来て、目的地まで届けてくれる「ドアtoドア」です。

もう1つは、依頼者自身が業者の指定する営業所（デポ）へ車を持ち込み、届け先の営業所で受け取る「デポtoデポ」という方法です。デポtoデポの場合、業者が自宅まで訪問する手間が省けるため、数千円から1万円程度の割引が適用されることがあります。

車の陸送費用を安く抑える3つのコツ

陸送費用は、少しの工夫で安く抑えられる可能性があります。ここでは、誰でも実践できる具体的な3つのコツを紹介します。

1.複数の陸送業者から相見積もりを取る

陸送費用を抑えるために最も効果がある方法は、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」です。陸送費用には定価がなく、業者によって料金設定が異なるため、必ず比較検討しましょう。

まずは、最低でも3社程度の専門業者に見積もりを依頼してみてください。その際、単純な金額の安さだけで判断するのではなく、保険の内容やサービスに含まれる範囲もしっかり見比べることが、納得のいく業者選びにつながります。

2.引っ越しの場合は陸送業者に依頼する

引っ越しに伴って車を輸送する場合、引っ越し業者に陸送もあわせて依頼する方が多いかもしれません。しかし、料金を抑えたいのであれば、陸送は専門業者に別途依頼することをおすすめします。

なぜなら、多くの引っ越し業者は陸送業務を外部の専門業者に委託しており、その際に中間マージンが発生するため、料金が割高になる可能性があるからです。手間は一つ増えますが、引っ越し業者とは別に陸送専門業者へ直接見積もりを依頼するだけで、費用を抑えられる場合があります。

3.スケジュールに余裕を持って依頼する

陸送の依頼は、スケジュールに余裕を持たせることも費用を抑えるポイントです。急な依頼や「○月○日必着」といったピンポイントでの日程指定は、「急ぎ便」として扱われ、追加料金がかかる場合もあります。

輸送期間に余裕がある場合は、業者側にスケジュールをあわせることも検討しましょう。業者は他の輸送案件と組み合わせて効率的なルートを組めるため、その分、料金の割引を交渉できる可能性があります。

失敗しない陸送業者の選び方と比較ポイント

大切な愛車を預けるからには、料金の安さだけでなく、信頼できる業者を選びたいものです。ここでは、業者選びで失敗しないための比較ポイントを解説します。

「自動車輸送のプロ」である専門業者を選ぶ

陸送を依頼する際は、自動車輸送を専門に扱っている業者を選ぶと安心です。引っ越し業者がオプションとして提供する陸送サービスは、多くの場合、下請けの陸送業者が実際の作業をしています。

専門業者であれば、さまざまな車種の輸送実績が豊富で、専門知識も備えています。万が一、輸送中にトラブルが発生した場合でも対応がスムーズなため、安心して任せられるのがメリットです。

損害賠償保険に加入しているか確認する

信頼できるかどうかを見きわめるためにも、損害賠償保険への加入状況は必ず確認しましょう。プロのドライバーでも、輸送中に事故に遭ったり、車を傷つけたりするリスクは、ゼロではありません。

もしものときに備え、業者がどのような保険に加入しているのか、そしてその補償内容を事前に確認しておく必要があります。特に、補償の上限額や、どのようなケースが補償の対象外となるのか（飛び石による傷や車内の荷物の紛失など）を、契約前にしっかりと確かめてください。

見積もり内容が明確か、追加料金の有無があるかを確認

提示された見積もりの内容が明確であるかも、良い業者を見分けるポイントです。料金の内訳が「陸送費用一式」のように曖昧に記載されている場合は、後から思わぬ追加料金を請求されることもあります。

基本料金に何が含まれているのか、燃料サーチャージや高速道路料金は別途発生するのかなど、不明な点は契約前にすべて質問しましょう。誠実な業者であれば、料金体系について丁寧に説明してくれるはずです。

陸送費用の相場に関するよくある質問

ここでは、陸送費用の相場について、お客様からよく寄せられる質問とその回答を紹介します。

自分で運転して運ぶのと陸送ではどちらが安いですか？

どちらが安いかは、移動する距離によって答えが変わります。およそ200〜300km程度の近距離であれば、ご自身で運転するほうが安く済む場合が多いでしょう。

しかし、東京から福岡のような長距離の場合、ガソリン代や高速料金だけで数万円の出費になります。また、ご自身の移動時間や体力的な負担、途中で宿泊が必要になればその費用もかかります。総額と安全性を考慮すると、長距離の場合は陸送を依頼したほうが結果的に安く済むことが多いでしょう。

陸送には何日ぐらいかかりますか？

陸送にかかる日数は、距離や業者のスケジュールによって異なりますが、おおよその目安はあります。例えば、関東から関西までの陸送であれば、2日〜5日が一般的です。

ただし、これはあくまでも目安であり、経由地の数や天候、交通状況によって変わる場合があります。特に年末年始や大型連休の時期は、通常より日数がかかる傾向にあります。正確な日数を知りたい場合は、依頼する業者へ直接確認してください。

陸送当日は立ち会いが必要ですか？

車両の引き渡しと受け取り時には、原則として依頼人本人か、その代理人の立ち会いが必要です。これは、陸送前後の車両の状態（傷やへこみの有無など）を、業者とお互いに確認する大切な作業になるためです。

もし、どうしても本人が立ち会えない場合は、家族や知人などに代理を依頼できるか、事前に業者へ相談しておきましょう。業者によっては、無人で引き取りや納車に対応している場合もあります。トラブルを避けるためにも、できるだけ立ち会うことをおすすめします。

車の陸送ならURBAN GARAGEにおまかせ

車の陸送をどこに依頼するか迷っているのであれば、ぜひURBAN GARAGEにご相談ください。URBAN GARAGEでは、お客様にご納得いただける競争力のある価格で、質の高い陸送サービスを提供しています。

例えば、「東京から北海道までベンツGクラスを運ぶのに、他社で見積もりを取ったら40万円だった」という相談に対し、当社では25万円ほどで対応できた事例もありました。

これは一例であり、費用は状況によって変動しますが、一般的な価格よりもコストを抑えられるケースもあります。

当営業所は八王子インターのそばにあり、八王子車検場の目の前という便利な立地です。そのため、お客様ご自身で車両の持ち込みや引き取りをされる際にもアクセスが良く、陸送費の節約につながります。

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