【初心者向け】サフェーサーとは?失敗しない塗り方と選び方を徹底解説

「サフェーサーとはどんな効果があるの?」「役割や塗り方を知りたい」

このようにお困りではありませんか?

サフェーサーは塗装前に塗る下地塗料です。サフェーサー作業はパテ処理と塗装の間に行われ、塗装の仕上がりをよくするために重要な役割を果たしています。本記事ではサフェーサーの役割について解説します。この記事を読めばサフェーサーの基礎からDIYでの使い方まで理解できます。

サフェーサーの種類や塗り方も解説するので、参考にしてください!

八王子でサフェーサー塗りなら URBAN GARAGE!
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目次

サフェーサーの役割とは?

サフェーサーは塗装前に塗る下地塗料で、役割は以下の通りです。

  • 表面の凸凹や傷を埋める
  • 塗装を均一にする
  • 塗装をはがれにくくする
  • 上塗り塗装の発色をよくする

サフェーサーを塗ることで、パテ処理だけでは処理しきれない小さな凸凹を埋められます。また、パテが塗料を吸い込むことを防げるため、塗装が均一になり密着性も高まります。さらに、色のついた下地として、上塗り塗装の発色をよくすることも可能です。塗装面が鉄素材の場合は、サフェーサーを塗ることで防錆効果も期待できます。

サフェーサーは英語で「surfacer」、下地塗や中塗りを意味します!

サフェーサーの種類

サフェーサーは大きく2液式タイプと缶スプレータイプにわかれます。それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。

2液式タイプ缶スプレータイプ
メリット・素早く硬化する・入手しやすい・細かい場所への塗布がしやすい
デメリット・専門的な道具が必要・乾燥させるまでに時間がかかる

詳しく見ていきましょう。

2液式タイプ

2液式タイプは主剤と硬化剤を混ぜて、スプレーガンで塗装します。塗布後は赤外線ヒーターなどで熱を加え、硬化させます。

比較的素早く硬化するので、硬化後の研ぎ作業がスムーズにできる点が魅力です。しかし、スプレーガンや赤外線ヒーターなど専門的な道具が必要というデメリットもあります。

塗装のプロは2液式タイプを使用します!

缶スプレータイプ

缶スプレータイプはスプレーをプッシュするだけで塗布できます。スプレータイプになっているため、面積の小さい部分や少量での塗布に適しています。

缶スプレータイプにはプラサフ、ノンサンなどの種類があります。プラサフはプライマーとサフェーサーの機能が一緒になったタイプ、ノンサンはサンディング(研磨)が不要なタイプです。

缶スプレータイプは2液式とは異なり、硬化剤が入っていないので、乾燥時間を長めにとらなくてはいけません。

ホームセンターなどで購入できるため、DIYにおすすめです!

サフェーサー塗料の種類

サフェーサー塗料は主に以下の3種類にわかれます。

  • ウレタン系
  • アクリル系
  • エポキシ系

それぞれの特徴を見ていきましょう。

ウレタン系

ウレタン系サフェーサーの特徴は以下の通りです。

  • 作業性に優れている
  • 肉持ちが良い(厚く塗れる)
  • 高い硬度を持つ
  • 耐溶剤性を持つ
  • 耐候性に優れている

屋外で外観の美しさを保つ必要がある車やバイクに使用されます。

アクリル系

アクリル系サフェーサーの特徴は以下の通りです。

  • 速乾性がある
  • 作業性に優れている
  • 発色が良い
  • 重ね塗りに優れている

主に仕上げの塗装に使用されます。

エポキシ系

エポキシ系サフェーサーの特徴は以下の通りです。

  • 接着性が高い
  • 防錆性が高い
  • 耐水性が高い

特に金属面の保護に適しています。

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サフェーサーは何色を選ぶ?

サフェーサーは下地の役割を果たすため、色を工夫することで、塗装の仕上がりや見栄えが良くなります。カラーは主に白やグレー、濃い塗装の下には黒などがおすすめです。

赤系、緑系、青系などは隠蔽力が弱いため同系色を使用します具体的なサフェーサーの組み合わせは以下の通りです。

  • 黄色の塗装→白のサフェーサー
  • 赤色の塗装→ピンクのサフェーサー
  • シルバー・ブラックの塗装→グレーのサフェーサー

サフェーサーの色は上塗りする塗装の色に合わせて選びましょう。

サフェーサーの塗り方

サフェーサーの塗り方は以下の通り

  • STEP1:準備
  • STEP2:マスキング
  • STEP3:塗装
  • STRP4:乾燥
  • STEP5:研ぎ

それぞれ詳しく解説します!

STEP
準備

まずはサフェーサーを塗る前に、パテで大きな凸凹や傷を埋めます。サフェーサーには凸凹や傷を埋める役割がありますが、大きな凸凹や傷は埋められません。

パテで凸凹や傷を埋めたら、脱脂作業に移ります。シリコンオフで脱脂することで、ハジキと呼ばれるクレーターのような凹みを防げます。

STEP
マスキング

次に塗装部以外をマスキングします。塗装部以外にサフェーサーがかかることを防ぎます。サフェーサーは大きな範囲にかかってしまうケースがあるため、広めのマスキングがおすすめです。

STEP
塗装

スプレーガンもしくは缶スプレーでサフェーサーを吹き付けます。塗装時はマスクと手袋をしましょう。端から均等に吹き付け、塗り漏れがないようにすることがポイントです。

STEP
硬化/乾燥

塗装が終わったら、赤外線ヒーター等で硬化させます。時間は厚さにもよりますが30~40分程度です。

缶スプレータイプの場合は硬化ではなく乾燥という位置づけです。チジミが発生しやすいため、数日放置するか、ヒートガン等を利用してしっかりと乾燥させましょう。

硬化後も凸凹や傷が残っている場合は、再度サフェーサーを塗りましょう!

STEP
研ぎ

硬化・乾燥が終わったら、研ぎ作業です。400番から800番の間で、粗い番手から順番に研いでいきましょう。

サフェーサーが透けるくらいの薄さにすると、上塗りが成功しやすくなります。

研ぎすぎて剥げてしまうのに注意!

サフェーサーと車に関するよくある質問

サフェーサーとプライマーの違いは?

サフェーサーは上塗りとの密着性を重視するのに対して、プライマーは下地との密着性を重視します。プライマーで下塗りし、サフェーサーで中塗りするという順番です。

プラサフとは何ですか?

プラサフとはプライマーとサフェーサー両方の機能を持つ便利な製品です。両方の機能を持つため便利ですが、鉄素材に対してのみ、プライマーとしての効果を発揮します。プラスチックやステンレスなどに塗装する場合は、プラサフではなく、専用のプライマーを使用する必要があります。

サフェーサーのままでも大丈夫?

サフェーサーのまま放置するのはやめましょう。乾燥や硬化、研ぎ作業が必要です。ノンサンと呼ばれる塗料なら、サンディング(研ぎ作業)を省略できる場合もあります。

まとめ

サフェーサーとは塗装前に塗る下塗り塗料です。表面の凸凹や傷を埋めたり、塗装の仕上がりをよくしたりする役割があります。サフェーサーは主に2液式タイプと缶スプレータイプに分かれます。

プロが使用する場合は2液式タイプ、DIYには缶スプレータイプがおすすめです。また、サフェーサー塗料は以下の3種類に分かれます。

  • ウレタン系
  • アクリル系
  • エポキシ系

それぞれ特徴が異なるため、用途に合わせて使用しましょう。さらに、サフェーサーは下地の役割も果たします。

塗装の色にあわせてサフェーサーの色を組み合わせることで、仕上がりや見栄えが良くなります。塗装にこだわりたい方は、ぜひサフェーサー作業にも力を入れてみてください。

八王子でサフェーサー作業ならURBAN GARAGE!

サフェーサーは塗装の仕上がりをよくするために大切な工程です。サフェーサー作業を行う場合、以下の点に注意する必要があります。

  • サフェーサーのタイプ
  • 塗料の種類

また、専門的な道具が必要であったり、仕上がりにムラがでたりするため、初心者の方には難しい場合があります。そんな時は塗装のプロに頼むのがおすすめです。

URBAN GARAGEではサフェーサー作業をはじめとする板金塗装を行っています。他にも自動車販売や洗車・コーティングなど、車に関する様々なお悩みに対応しています。車に関することならお気軽にご相談ください。

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この記事の著者情報

八王子のくるま屋さん “URBAN GARAGE”では、オーナー様のカーライフをより充実させるために、情熱を持ってサポートいたします。車の販売からメンテナンス、カスタマイズまで、経験豊富な専門スタッフが心を込めて対応。お客様の夢や希望を実現するために、最適なサービスを提供します。毎日のドライブが特別な瞬間になるように、私たちは全力でお手伝いしています。ぜひあなたの愛車のご相談もお聞かせください!

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