タイヤのバーストは、思わぬ事故を招く危険があります。万が一に備えるためにも、前兆や原因を知っておくことが大切です。
この記事では、タイヤバーストの前兆や原因、走行中にバーストした場合の対処法、修理費用の目安などについて詳しく解説します。正しい知識を身につけ、万が一のリスクを防ぎましょう。

URBAN GARAGEは、車のちょっとした違和感や不安にも親身に寄り添う“街のクルマ屋さん”。プロの整備士が在籍し、エンジン・ブレーキ・電装系まで幅広く対応。わからないことがあれば何でも相談OK。専門的なこともわかりやすく丁寧にご説明します。「こんなことで相談していいのかな?」と思うことこそ大歓迎。あなたのカーライフを全力でサポートします!
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タイヤのバーストとは?

タイヤのバーストとは、走行中にタイヤが突然破裂し、大きく損傷する現象のことです。空気が一気に抜けるため、車のバランスが崩れやすく、非常に危険な状態に陥ります。

パンクとは仕組みや症状が異なるため、違いを知っておくことが大切です。
バーストとパンクの違いとは?
タイヤのバーストとパンクは、似ているようでまったく違う現象です。バーストは走行中にタイヤが突然破裂し、車の操作が難しくなる危険なトラブルです。一方、パンクは釘などが刺さって少しずつ空気が抜ける状態を指します。
バーストは大きな音やハンドルのブレですぐに気付きますが、パンクは空気が少しずつ抜けるため、しばらく気付かないことも珍しくありません。



原因も異なり、バーストは空気圧不足やタイヤの劣化、外部からの衝撃などが多い一方で、パンクは縁石への接触や異物の刺さりが主な原因です。
走行中にタイヤがバーストしたらどうなる?
走行中にタイヤがバーストすると、車の制御が非常に難しくなります。特に高速道路では、重大事故に直結する危険があります。バーストが起きると、車には次のような異変が生じます。
- ハンドルが取られ、まっすぐ走れなくなる
- 車体が大きく揺れ、不安定になる
- バースト音に驚き、パニックになる恐れがある
- タイヤの破片が飛び、周囲へ被害が及ぶ可能性がある
さらに、タイヤだけでなくホイールや車体下部が損傷することもあります。修理費が高額になるケースも多いため、バーストを防ぐ対策や正しい対処法を知っておきましょう。
タイヤがバーストしても走れるの?
タイヤがバーストした状態で走り続けるのは、非常に危険です。無理に走り続けると、車に次のような深刻なダメージが生じる可能性があります。
- ホイールが路面に直接接触し、変形や破損の原因になる
- サスペンションや足回りの部品まで損傷する恐れがある
- タイヤの破片が絡まり、別のトラブルを引き起こす



こうした状況になれば、修理代はタイヤ交換だけでは済まず、高額修理になることもあります。安全のためにも、バーストに気付いたらすぐに安全な場所へ停車し、ロードサービスなどを利用しましょう。
タイヤがバーストしてしまったときの対処手順
走行中にタイヤがバーストしてしまったときは、冷静に行動することが大切です。ここでは、タイヤがバーストしてしまった際の対応を解説します。
1. パニックにならずハンドルを安定させる
バーストが起きた直後は、ハンドルをしっかりと握り、車体を安定させることが最優先です。破裂音や振動に驚き、急ハンドルや急ブレーキをかけると、スリップや二次事故の原因になります。
まずは落ち着いて深呼吸し、進行方向を保ちながら徐々にスピードを落としましょう。バックミラーやサイドミラーで周囲の車両の動きも確認し、無理な進路変更は避けてください。



焦らず冷静に対応することで、被害の拡大を防げます。
2. ゆっくりと路肩に安全に停車する
バーストが起きたら、無理に走り続けず、できるだけ早く安全な場所に停車することが重要です。
高速道路では、急ブレーキを避け、ハザードランプを点けて後続車に異常を知らせましょう。そのうえで、徐々に減速しながら路肩へ車を寄せてください。
たとえ近くにガソリンスタンドやカー用品店があっても、そのまま走行を続けるのは危険です。ハンドル操作が不安定になっているため、思わぬ事故につながるおそれがあります。
3. 停車後は三角表示板で後続車に注意喚起


停車後は、後続車への注意喚起として三角表示板を設置しましょう。特に高速道路や自動車専用道路では、後方からの追突を防ぐために重要です。
表示板は車両の後方50メートル以上の位置に置き、周囲から視認しやすいようにします。道路交通法でも義務付けられており、安全確保の基本的な対処のひとつです。
4. スペアタイヤがあれば安全な場所で交換
スペアタイヤがある場合は、安全な場所で速やかに交換します。交換の前に、スペアタイヤの空気圧を必ず確認しましょう。空気が不足していると、走行中に再びトラブルを起こす可能性があります。



スペアタイヤがない場合や交換が難しい状況では、無理に動かさずロードサービスに連絡し、到着を待ってください。※パンク修理キットはタイヤが破裂したバーストには使用できないため注意が必要です。
5.JAFやロードサービスに連絡し、安全を確保
バースト後は、速やかにJAFや保険付帯のロードサービスへ連絡し、安全を確保することが重要です。特に高速道路では、車内に留まらず、ガードレールの外側で待機してください。
JAFの場合は非会員でも対応可能で、費用は1万3,300円が目安です。また、自動車保険や一部のクレジットカードにも無料のロードサービスが付帯している場合があります。自身の契約内容を確認し、状況に応じて適切なサービスを利用しましょう。
6. 交換後は専門業者に車体チェックを依頼
自分でタイヤ交換をした後は、必ず専門業者に車体の点検を依頼してください。
バーストはタイヤだけでなく、ホイールやサスペンション、車体周辺にもダメージを与えている可能性があります。カー用品店やタイヤ専門店、整備工場などで確認してもらいましょう。
特に高速走行中にバーストした場合は、衝撃が大きいため注意が必要です。安全に走行を続けるためにも、タイヤ交換とあわせて車全体のチェックを行うことをおすすめします。
タイヤがバーストする5つの原因


タイヤのバーストは、さまざまな原因によって引き起こされます。今回は、その中でも特に発生しやすい5つの原因について解説します。
- 空気圧不足によるダメージ蓄積
- 積載オーバーによる負荷増加
- タイヤの経年劣化・ゴムの劣化
- 縁石や異物など外部からの衝撃
- 夏のスタッドレスタイヤ使用はNG?
空気圧不足によるダメージ蓄積
バーストの原因として特に多く見られるのが、タイヤの空気圧不足です。
空気が少ない状態で走行を続けると、タイヤ内部に熱がこもりやすくなり、内部の補強材がダメージを受けてしまいます。特に高速道路では「スタンディングウェーブ現象」と呼ばれる波状の変形が起こりやすく、これがバーストにつながります。
空気圧不足による異変に気付くサイン
- 車体の振動が大きくなる
- ゴムが焼けたような臭いがする
空気圧不足によるその他の影響
- 乗り心地の悪化
- ハンドル操作が不安定になる
- 燃費の悪化
- パンクのリスク増加
また、空気圧が高すぎる場合にもバーストの危険があります。暑い日や長距離走行では、タイヤ内の圧力がさらに上昇し、破裂するリスクが高まります。



バーストや他のトラブルを防ぐためにも、空気圧はこまめに確認し、適正値を維持することが重要です。
積載オーバーによる負荷増加
積載オーバーは、タイヤに大きな負担をかけるため、バーストの原因になることがあります。
荷物や乗車人数が多すぎると、タイヤが必要以上に押しつぶされて変形し、摩擦によって内部に熱がこもりやすくなります。熱がたまり続けると、タイヤの内部にある補強材(コード)が損傷し、最悪の場合は走行中にタイヤが破裂します。
過積載のトラブルは、大型トラックだけでなく、乗用車でも起こり得るため注意が必要です。旅行や引っ越しなどで荷物が多くなる場面では、最大積載量を超えていないか車検証で確認し、必要に応じて荷物の量を調整しましょう。
タイヤの経年劣化・ゴムの劣化
タイヤの経年劣化やゴムの傷みは、バーストを引き起こす大きな原因のひとつです。
タイヤは長期間使用を続けると、紫外線や熱の影響を受けてゴムが硬くなり、サイド部分にひび割れが生じます。ひびが入った状態のまま走行すると、その隙間から水分やほこりが入り込み、内部のスチールワイヤーが錆びてしまいます。強度が落ちたタイヤに走行時の負荷がかかると、ゴムがたわんで破裂につながる危険があります。
タイヤの劣化は避けられませんが、少しの工夫で劣化スピードを遅らせることができます。
- 屋外に駐車する場合はカバーをかけて直射日光を防ぐ
- タイヤワックスの使い過ぎに注意する



劣化を抑える工夫をしながら、定期的な点検と早めの交換を心がけましょう。
縁石や異物など外部からの衝撃
縁石に乗り上げたり、道路の異物にタイヤをぶつけたりすると、タイヤ内部に大きなダメージを受けることがあります。
すぐにバーストしない場合でも、タイヤの側面にこぶのような膨らみができたときは要注意です。これは「ピンチカット」と呼ばれる状態で、内部の繊維や構造が傷んでいる可能性があります。



そのまま走行を続けると、突然バーストする危険があるため、早めの交換をおすすめします。
夏のスタッドレスタイヤ使用はNG?
スタッドレスタイヤを夏場に使い続けると、バーストのリスクを高める危険性があります。
スタッドレスタイヤは、雪道や氷上でもしっかりとグリップできるよう、ゴムが柔らかく作られています。しかし、夏の高温な路面を長時間走行すると、ゴムが過剰に柔らかくなり、タイヤが変形してしまいます。その結果、内部に熱がこもり、最悪の場合バーストにつながります。
安全面だけでなく、燃費やブレーキ性能にも影響するため、冬が終わったら早めに夏タイヤへ交換しましょう。タイヤは季節に応じて使い分けることが大切です。
バーストの前に見られる3つの前兆


タイヤのバーストは突然起こるものと思われがちですが、破裂する前にいくつかのサインが現れることがあります。そこで、特に注意したい3つの前兆についてわかりやすく解説します。
- 表面のひび割れやキズ
- 走行中の「スタンディングウェーブ」現象
- ゴムが焦げたような異臭
表面のひび割れやキズ
タイヤの表面にひび割れや傷がある状態は、バーストの前兆として特に注意が必要です。
ひびや傷が深くなると、タイヤ内部の補強材であるコード層にまで達することがあります。コード層が切れると、走行中にタイヤが破裂する危険が高まります。
また、タイヤの側面や接地面にこぶのような膨らみが見られる場合も要注意です。これはゴムと内部構造が剥がれかけているサインで、放置すればバーストにつながります。
特に高速道路を走行する前には、タイヤ全体にひびや傷、膨らみがないかを確認し、少しでも異常があれば早めに交換することをおすすめします。
走行中の「スタンディングウェーブ」現象
スタンディングウェーブ現象は、タイヤが波打つように変形する状態を指し、バーストの前兆として注意が必要です。
スタンディングウェーブ現象は、空気圧が不足したまま高速走行を続けた場合や、過積載の状態で長時間走行したときに起こりやすくなります。
タイヤが変形すると転がり抵抗が増し、内部に熱がこもりやすくなります。その結果、タイヤの構造に負荷がかかり、破裂するリスクが高まります。
運転中に小刻みな振動やハンドルの重さ、車体のふらつきを感じた場合は、スタンディングウェーブ現象が起きている可能性があります。少しでも異変を感じたら、無理に走行を続けず、安全な場所に停車して状態を確認してください。
ゴムが焦げたような異臭
走行中にゴムが焦げたような臭いを感じたら、タイヤバーストの前兆である可能性があります。
これは、空気圧が不足したタイヤや、過積載の状態で高速走行を続けた場合に起こりやすい現象です。タイヤがたわんだ状態で走り続けると、内部に熱がこもり、ゴムが焼けて異臭を放つことがあります。
特に、スタンディングウェーブ現象が発生していると、タイヤへの負荷はさらに大きくなります。
焦げたような臭いに気付いた場合は、できるだけ早く安全な場所に停車し、タイヤの状態を確認しましょう。
タイヤバーストの修理代はどれくらいかかる?


タイヤがバーストした場合の修理費用は、状況によって大きく異なります。
基本はタイヤ交換が必要になり、さらに条件によっては追加費用が発生します。以下に費用の目安をまとめました。
| 費用項目 | 内容 | 目安金額 |
| タイヤ本体代 | 車種やメーカーによって異なる | 数千円〜数万円 |
| 交換工賃 | タイヤ1本あたりの交換費用 | 5,000円前後 (組み替え・脱着) |
| ホイール代(損傷時) | ホイールが破損している場合に必要 | 数千円〜数万円 |
| ロードサービス代 | 自走できない場合や自力交換が難しい場合のレッカー費用 | 5,000円前後 ※搬送距離によって異なる |
状況によっては、これらすべての費用がかかることもあります。
特に高速道路や遠方でのバーストは、ロードサービスの利用が必要になるケースが多いため、事前に保険やロードサービス内容を確認しておくと安心です。


URBAN GARAGEは、車のちょっとした違和感や不安にも親身に寄り添う“街のクルマ屋さん”。プロの整備士が在籍し、エンジン・ブレーキ・電装系まで幅広く対応。わからないことがあれば何でも相談OK。専門的なこともわかりやすく丁寧にご説明します。「こんなことで相談していいのかな?」と思うことこそ大歓迎。あなたのカーライフを全力でサポートします!
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タイヤのバーストを防ぐ方法
タイヤのバーストは、日頃のちょっとした心がけで防ぐことができます。ここでは、タイヤのバーストを防ぐ方法を4つ紹介します。
- 適正な空気圧を保つ
- 定期的なタイヤの点検
- 走行距離と年数を目安にした交換
- 保管・メンテナンス方法にも注意
適正な空気圧を保つ
タイヤバーストを防ぐには、日頃から適正な空気圧を保つことがとても大切です。
空気圧が不足すると、タイヤが変形しやすくなり、スタンディングウェーブ現象が起きる原因になります。反対に、空気圧が高すぎると、暑い日の走行で内部の空気が膨張し、バーストのリスクが高まります。
適正な空気圧は車種ごとに異なり、多くの場合は運転席側のドア付近に表示されています。正確に測定するには、タイヤが冷えているときに行うのが基本です。



走行前やガソリンスタンドでこまめにチェックする習慣をつけましょう。
定期的なタイヤの点検
タイヤバーストを防ぐためには、定期的な点検が欠かせません。
空気圧の確認だけでなく、溝の深さやゴムのひび割れ、キズの有無もしっかり確認する必要があります。特に、ひび割れや損傷は見落としやすく、判断が難しいことも少なくありません。
そのため、カー用品店やタイヤ専門店など、専門スタッフがいる場所で点検を受けるのがおすすめです。プロの目で確認してもらうことで、劣化や異常を早期に発見し、思わぬトラブルを防ぐことができます。
走行距離と年数を目安にした交換
タイヤは使用状況にかかわらず、一定の走行距離や使用年数を目安に交換することが大切です。
一般的には、走行距離が3万〜5万km程度、または使用開始から5年が交換の目安とされています。さらに、タイヤの溝が4mm以下になった場合や、ひび割れが広がっている場合も早めの交換が必要です。



見た目に異常がなくても、ゴムの劣化は進行していることがあります。安全に走行を続けるためにも、走行距離や年数を参考にしながら、定期的な交換を心がけましょう。
保管・メンテナンス方法にも注意
タイヤを長持ちさせるためには、保管やメンテナンスの方法にも気を配ることが大切です。
タイヤは紫外線や熱の影響を受けると、ゴムが硬くなったり、ひび割れが進んでしまいます。特に、直射日光が当たる場所や高温になる場所での保管は避けたほうが安心です。
また、タイヤワックスなどの薬品が付いたままの状態も劣化を早める原因になります。使用後は汚れや薬品をしっかりふき取り、風通しの良い日陰に保管すると、タイヤの劣化を抑えることができます。



日頃のひと手間がタイヤの寿命を延ばし、バーストのリスクを減らすことにつながります。
まとめ|タイヤバーストは予防と正しい対処で防げる
タイヤのバーストは、正しい知識と日頃の心がけで防ぐことができます。万が一バーストが起きても、慌てずに適切な行動をとることが大切です。安心して車に乗るためにも、普段からタイヤの状態を確認する習慣を身につけましょう。
タイヤ交換や点検を検討している方は、「URBANGARAGE」を利用してみませんか?経験豊富なスタッフが、タイヤの購入から交換、メンテナンスまで丁寧に対応します。



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